ココ・シャネルの言葉とスタイル

ファッションブランドとしての「シャネル」を思い描いた時、真っ先に浮かび 上がるシリーズはなんであろう。バッグ、スーツ、香水、帽子、ドレス、口紅 、独特な個性的なロゴマーク、金のチェーン・・・、などなどが一般的であるが 、ココ・シャネルが残した言葉の数々やその生き方に惹かれるファンも多くい る。シャネルをブランド品として手に取る前に、創設者であるココ・シャネル よって、シャネルの愛好家たちが引き寄せられてくるのだ。 ココ・シャネルの言葉の中に、際立って光を放っている存在は「女性」である 。

彼女えおこう呼ぶ人々もいる「女性の生き方に革命を起こした人」。 現代の何気ないファッションが、実はココ・シャネルが生み出した、当たり前 が当たり前でなかったという驚きがそこにある。たとえば、黒いワンピース、 ジャージー素材の服、プリーツスカート、誰もが持っているであろうリップス ティックなどなど。ココ・シャネルは、機能と美を両立させ、女性が働きなが ら、エレガンスであることを実現化し可能にしたのだ。 19世紀から20世紀にかけて活躍した、ココ・シャネルは、時代を動かした 初の女実業家とも言える。初のビジネスウーマンとして呼ばれるにふさわしい 偉業を成し遂げたもだ。彼女のライフスタイルは、そのまま商品化されたパッ ケージのように、ファッション業界に輝石を投げ入れた。

きちんと手の入るポケット、両手が自由になるショルダーバッグ、自分の脚で 颯爽と歩ける丈のスカート。すべては、現代においては当たり前のファッショ ンであるが、彼女はファッション業界において、女性たちを生まれ変わらせ、 女性のスタイルに「自由」なるものを与えた。 19世紀から続いていた、「男性による男性のための、女性のファッション」を 「女性による女性のための、女性のファッション」に築きあげたのだ。それが、 現代に続くブランド「シャネル」のスタイルである。